久しぶりに、心に過ぎ行く由無し事を

更新に間が空きまして、すいません

更新停滞期間の悪夢が、蘇って来たり来なかったり。

夕方、近所のスーパーに行くと、疲れ切った表情をした店員さんが、クリスマス向けの飾り付けをしていたので、切なくなりました。
「そんな顔で、あなたは何を祝っているのだろう」と。もちろん見ての通り、お仕事要素100%で作業をしているのだろうし、この下品な赤地にカリグラフ調の金文字で「Happy! Merry Christmas.」と染められた厚紙が作られる過程で、笑っている人は誰一人いないのだろうけど。

そんな事を思いながら、お気に入りである、あづま食品の「おろしだれ納豆」を買って帰りました。
この日は、意地でも洋風の物は買って帰りたくありませんでした。

性格が拗じくれ曲がった私としては、「矛盾に見える行動」に心惹かれるものがあります。
ぽろぽろと泣きながら、おいしいケーキを食べていたりする人の姿を見ると、色々と考えてしまうのです。
そして、愛おしいのです。
ついでに、そんな漫画をよく描きます。

そんな訳で、身も心も寒くなって参りました。皆様お元気でしょうか

部屋が例年の通り、寒いです。
一人暮らしですので、うっかり朝、一人で冷たくなっていない様に気を付けたいと思います。色んな人に迷惑が掛かりますし。

いざという時の為に、ルーベンスの絵っぽいものを壁に貼っておくと、不幸にも私を発見してしまった方の気持ちが、少し和らぐかもしれません。
上手く行くと、苦笑い程度まで、持って行けるかも!
(ビジュアルイメージ:欽ちゃんの仮装大賞のポイントゲージ)

不動産関係を仕事としていた後輩から聞いたところ

第1発見者になったことがあるそうですが、「出来立て」だったので匂いも無く、特にショックも感想も無かったそうです。そうですか。
ついでにご結婚おめでとうございます。幸せが羨ましいです。

漫画を描いているときの田中

私は漫画を描いていると、思考のキャッチボールが内に内にと行き、自嘲的だったり偽悪的だったりといった斜めな態度が強まります。有り体に言って、普段にも増して困った人になります。

ここまで、勢いでタイプしたものを読み返し、そんな自分の姿に呆れを新たにしております。
次のエントリーはさわやかであることを心掛けたいものです。

あと、COMIC X-EROS様での色紙プレゼントについてのエントリーも上げましたので、ご覧なっていただければ幸いです。
ついでにご応募して、貰っていただければ、更に幸いです。

11月26日発売のCOMIC X-EROS(ゼロス)様にて、色紙のプレゼントが行われております

COMIC X-EROS

不肖私も、編集様に色紙をお渡ししており、今回の応募の対象となっております。
どのような色紙なのかはこちら「とあるところ向けに色紙を描きました」を参照して下さいませ。
雑誌中央カラーのページに、応募についての詳細があります。

丁寧に描きましたので、欲しいと思い、応募していただけたなら嬉しい限りです。
よろしくお願いいたします。

冬コミ(コミケ83)に受かりました

おかげさまで、この度もコミケに参加させていただく運びとなりました。ありがとうございます。
ブースは12/31(3日目)東2ホール、M-08aとなります。
サークル名は、いつも通り「こた」です。

また当日が近づいて来ましたら、このサイトにてお知らせをさせていただくと思います。
よろしくお願いいたします。

『中二病でも恋がしたい!』を見て、ある記憶の引き出しが開いた話

ここしばらくは、色ばかり塗っています。
食べて、作業をして、お風呂に入って寝るの繰り返しで、日常にイベントが起こりません。
ここを更新したいと思ってはみても、特に書く事が無い状況でしたスイマセン。
この流れは、育成系のゲームで、淡々と日付を進めて行く感覚に似ています。
そんな訳で、現在の娯楽はskypeで誰かと話すか、食事中に録画してある番組を見るかということになっております。

『中二病でも恋がしたい!』を見ています

初見でまず思ったのが、「これは『中二病』ではなくて、カテゴリーとしては『邪気眼』になるのでは?」という事でした。
少し考えをまとめた今では、このアニメでの「中二病」の定義は、「原義の中二病」「邪気眼」「童貞気質」……等を引っ括めた、「広義の中二病」といった感じなのかなと解釈しています。
そんな訳で、ここしばらく色を塗りながら頭の中では中二病の事を考えていました。

考えている中で、伊集院光氏がラジオ番組中で中二病を定義していた際に、症例の一つとして挙げていた、「何も理解していないのに、唐突に『やっぱりアメリカのやりかたは汚いよね』などと言い出す」という言葉を思い出しました。
そんな、「悪の存在を慧眼で喝破し、正義の陣営に所属している自分を『発見』する」行為は、中二病によくある症例だと思います。

そこで、私の記憶のある引き出しが開きました。

「UTAN」という雑誌がありました

大昔、「UTAN」という、科学雑誌としてスタートをしたものの、明後日方向に発展、廃刊となった雑誌がありました。
最初は、他誌に例えると「Newton」の様な、科学トピックを平易に紹介する雑誌だったのですが、徐々に、青森にあるキリストのお墓(そういや今朝、NHKの朝の番組でナニャドヤラが出ていましたね)やら、日本のピラミッドやら、キルリアン写真といったオカルト記事や、食品添加物の危険性やら地球環境を守ろうといった記事を載せる方向に舵を切り始め、雑誌が無くなる頃には、すっかりエコ系オカルト雑誌となっていました。

同じ学研には、天下の大雑誌「月刊ムー」がある訳ですが、ムーの方は分かり易くプロレスなのに対して、生々しいアジテーションの入った、ウェットなスタンスのUTANには、子供ながらに、危ないだろうこれは、と、どん引きしておりました。
記憶を手繰り思い返すと、良いことをしてるとアピールするエコ系のオカルトやお涙頂戴のTVショーが大変苦手になったのは、UTANにどん引きしたところがスタートかもしれません。
この記憶が確かならば、私の人格形成に多大な影響を与えた雑誌ということになりますね。

地球を抱きしめる女性の絵

当時、その雑誌には、10代の読者の手による、多くの投書やイラストハガキが掲載されていました。イラストハガキでよく見かけるものに、宇宙空間に浮かぶ地球を抱きしめている長髪の女性(たまに羽が生えている。もしくは何か泣いている)の絵がありました。
「意識の高い私は目覚めているのに、どうしてみんなは地球のSOSに気が付かないの!」といった主旨の、危機感溢れる上から目線の投書が目白押しな読者投稿欄は、自分を高い位置に置いて「悪者」を糾弾する正義のカラオケ大会の場となっていました。

今回、あれも中二病の1ジャンルなのではなかったかと、ふと思い出した訳です。
他者の愚鈍を哀れみ、「地球のSOSに気付いた私」を高い位置に置くという構図は、「オレ以外みな愚民」という中二病の王道を行くストロングスタイルだと思うのです。

そんな訳で、あの「地球を悲しそうな女性が抱いている絵」にも、中二病のカテゴリー名が欲しいなあと思う訳です。
リリシズムを前面に押し出したあのジャンルは、アッパーで動的な邪気眼と対になる、ダウナーで静的なカテゴリーだと思います。

ここから更に一歩踏み出す場合、よりダウナーな「前世探し」や、通常変化の「イルカとお話し」の世界に進んで行くのかもしれませんが、それはまた別のお話。